クボタ文具店

KUMオートマチック ロングポイント鉛筆削り
詳細説明


ドイツのKUM (クムと読みます)製の鉛筆削りです。KUM社は日本では定規で有名なんですが、本国では沢山の種類の鉛筆削りを作っ ている会社です。この製品は、コンパクトなボディなのに多機能で、削り具合も優秀です。削り方が少々変わっていると言うのもポイン トですね。ボディ全体はプラスチック製で、手軽に使えるタイプです。


鉛筆を差し込む所です。穴が2つありまして、左に①、右に②と番号が振られています。この鉛筆削りでは、刃を2つ持つことによって、それぞれに、削る場所を分担させているのです。
その理由は2点。鉛筆を手で回す鉛筆削りは、手の回転ブレによって芯が折れることがよくあるそうで、それを無くすため。そして芯だけを好みの尖らせ方に削るためです。

 

まず、①に鉛筆を差し込んで削ります。こちらでは、鉛筆の木の部分だけを削るようになっていて、右の写真のように、長めの芯を残して削れます。 削り終わると空振りするようになるので、削りすぎることはありません。品名の「オートマチック」というのは、ここからきています。削り具合も大変良く、 写真で伝わりにくいのが残念ですが、削った木の部分がとても滑らかです。

 

3B以上の濃い鉛筆は、通常、芯が太く作られています。このような硬度の鉛筆は、このようになってしまい、うまく削ることができませんので、ご注意下さい。

 

次に②に差し込んで、芯だけを削ります。先に木の部分を削ってしまっているので、鉛筆を回す力が少なくて済みます。これは、鉛筆を回す時の回転ブレをなくし、削る時の芯折れを防止する効果があります。芯だけをお好みの尖らせ方や長さにすることが出来るのも特徴です。
奥まで差し込んで最後まで削ると、右の写真のようになります。非常に鋭角に尖らせることが出来ます。こちらもオートマティックで、削りすぎはありません。

 

 

 

上部の透明のカバーを空けると、このようになっています。右側は、上で説明した鉛筆削り。左側には、芯ホルダー等に使う、芯研器がついています。 芯研器は、一般的な2mmと、少し太めの3.15mmを削ることが出来ます。その隣には、鉛筆削りの替え刃もセットされています。

 

芯研器部分は、ボディ両サイドに差込口があります。赤い方は3.15mm用、白い方は2mm用です。これだけの機能が付いていて、替え刃もセット されているとなれば、日常で使うには、これ一個あれば、充分ですね。削り屑は、上部のカバーを開けて捨てます。

 

外見だけでは、日本にもよくある手のひらサイズの鉛筆削りなので、ただ置いてあるだけでは見逃してしまいそうです。 実際手にとって、良く見てみると、実に多機能で、びっくりしてしまう商品ですね。実際に削ってみると、これが良く削れるんです。機能が多いだけで、切 れ味はたいしたことないのでは?と思っていたので、これまた驚きました。写真ではうまく伝わらないのですが、このクラスの鉛筆削りで、鉛筆の木の部分 を、こんなに滑らかに削り上げる製品は、そうそうないと思います。そして芯の尖り方もすごいです。芯だけを削る構造になっているので、本当に力が要らず、軽~く回せます。
これを1個持っておくと、かなり重宝しそうですね。

 

 

 

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