クボタ文具店

DYMO
ダイモ 点字テープライター



2021年4月を持ちまして販売終了となりました

街中を見てみると、点字の表示が各所にあります。目の不自由な方のためにはもっと増やしたいところですけど、専用の機械はそうそう手に入らないので気軽に表示を作るのは難しい現状です。以前はキングジムから点字が打てる点字テプラが発売されていましたが、既に生産終了し、本体は手に入りません。この製品は、ダイモがテープに凹凸をつけるところに着目して作られました。もともとの機能を流用しているので大変お求め安く、そして簡単に点字の打ち出しができます。打ち出すテープにはノリが付いているので、テプラのようにそのままお好きな所に貼り付けることができます。文字はダイヤルで選ぶので、キーボードに慣れていない方でもすぐにお使いいただけます。


注)元々、点字ダイモはM154010という製品でしたが生産終了になりましたので、現在は「点字文字盤セット」+海外仕様の「M1540B」を組み合わせて同機能の製品として販売させて頂いております。

そもそもダイモって何?という方はこちらをご覧ください



本体前部には文字盤やテープカットのレバー(下に飛び出ている黒い三角形の部分)、中央部には文字を打刻する握りがあります。握りの上にはテープ送り用のツマミがあります。

 

本体後部のカバーを開けると、ダイモテープの挿入口があります。スリットに合わせてテープを差し込んで下さい。このダイモで使えるのは9mmテープ。現在普通に手に入るサイズのテープです。
(12mmテープもとりあえず入れて打つことはできますが、テープを支えるスリットがないので、左右にテープがブレます。)
文字盤の説明書きに「12mmテープで使ってください」と記載がありますが、9mmで十分使えますのでご安心ください。(文字の上下の余白の量くらいの違いです)

 

3枚付属している点字文字盤を取り替えることができます。右から押し出すと外れ、左から押し込むとはまります。本体に付属の通常の文字盤(英文字のみ・写真の物)を使えば、普通のダイモとして使うことも出来ます。また、ボディは昔ながらの直線的なデザインのダイモ、M1585等と同様のデザインです。

 

文字盤をカチカチと回して文字を選びます。上の写真のように、へこんだ部分に見えている文字が打たれる文字です。写真では「ア」になります。この商品のよく考えられている所が、選んだ文字の反対側にその文字が点字で刻印されているところです。これにより手元で文字が点字で確認できるだけでなく、点字を必要としている方が自ら打つことができるわけです。
選んだら中央部の握りを強く握って文字を打ちます。

文字盤を替えられる特徴を生かして、英数字と点字を混在させたテープを作ることもできます。(画像はイメージです)

 

 

 

握ると打刻されてテープが送られ、先端部から出てきます。カットレバーを握るとテープがカットされ、取り出せます。剥離紙がはがしやすいように同時に端に切り込みも入れてくれます。
テープには裏にノリが付いているので、剥離紙をはがせば、すぐに必要な場所に貼り付けることができます。
ダイモで打たれた文字は樹脂を変形して白濁させているので、長期間経っても変質しにくく、打ったものが消えてしまうことはありません。これもダイモの利点です。
打ち出すごとに1文字づつテープが送られて、二重に打つことはありません。
なお、この本体で使用できるテープは9mm幅のみとなっております。
テープの販売はこちらです。

 

本体中央に突き出ているツマミをひねることで、テープを前後に動かすことができます。打ち始めや打ち終わりに回して左右の余白を増やしたり、途中で回して間に大きなスペースを入れたり、いろんな使い方ができます。

 

 

今回販売の本体と3枚の点字文字盤です。本体デザインは旧モデルですが、文字を打つ機能に違いはないので現行モデルと遜色ありません。違いは9mmテープしか使えないことくらいです。点字文字盤は日本語が2枚、英数字1枚です。入れ替えながら使って下さい。それぞれ点字固有の記号も含まれています。
この他、本体には点字ではない英数字大文字の文字盤が1枚セットされていますが、点字ではないひらがな、カタカナはセットされていないので打刻できません。
また、ダイモの特性として、テープ幅を大きなものに替えても(9mmから12mmへとか)文字の大きさが大きくなるわけではないのでご注意下さい。

 

 

各文字盤を個別に写しました。ご希望の文字や記号があるかご確認ください。前述のように、表示されている文字の反対側にその文字の点字が刻印されています。なお、この文字盤は現行品のM1595には取り付けできません。旧製品のM1585、M1540でしたら取りつけて使うことができます。

 

点字で文章を打ったり、手紙を打ったりという機械は、割りと手に入れやすくなっているようですが、ボタンやスイッチの横につけるようなサインを作る用途に使える点字打刻機はあまり売られていません。こういったサインこそ、もっと普及して貼られるべきだと思います。このダイモがあれば、皆さん気軽にサインや注意書きを作ることが出来ますよ。
電源が要らないので、屋外で作りたい時にも困りません。
以前の正式な「点字ダイモ」は残念ながら販売終了となりましたが、このたびM1540Bが輸入開始されたことに伴い、オプションの点字文字盤と組み合わせて販売できるようになりました。ただ、点字文字盤セットが既に生産終了品ですので、在庫限りとなります。
輸入元にある在庫はかなり少ないので、どうぞお早めに。

※2021年4月を持ちまして点字文字盤のメーカー在庫が
なくなりましたので、販売終了となりました。



※生産終了品の動画ですので、テープ送りがツマミで
はなくダイヤルになっていますがその他の機能に
大きな違いはありません






 

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